今回は「のぼりべつクマ牧場」や「ルスツ・リゾート」を運営する加森観光（株）の加森社長にご講話いただきました。

加森社長から会社の事業紹介、具体的な事例、また働くうえで大切なことについてお話いただきました。

 

　　

 

中古物件の購入からリゾート施設再生へという流れで次々と成功を収め

お話の中で、「のぼりべつクマ牧場」と「ルスツ・リゾート」の成功例を挙げていただきました。

 

のぼりべつクマ牧場はロープウェイの利用者数が減りだす中で、悪天候でも利用客が見込めるようにロープウェイの山頂に開業しました。このクマ牧場を日本一にするために加森社長自らクマに関することを徹底的に研究し、クマと一緒に暮らすとともに自ら出産や飼育の世話をしたそうです。またショーのためにクマに芸を教えるなど悪戦苦闘の日々を過ごされました。そういった経験を経て、クマ牧場は年間１００万人の来場者を呼ぶ新たな観光名所となりました。

 

またルスツ・リゾートはルスツスキー場を買収し、スキー場だけでは採算が取れないということで、雪のない夏場でも人が集まる遊園地を併設することとなりました。そして通年型のリゾート施設として蘇らせることに成功しました。なんと現在では留寿都村の税収の半分を担っているとのことです。

 

リゾート再生で重要なことは地元に愛されることであり、その為には自分たちも地元、地域に対して本気で惚れ込むことが必要であるということです。

 

相手に惚れることで相手の長所を見つけることができます。

この長所を見つけるという視点が人生を大きく変えられるとアドバイスをいただきました。

 

学生の皆さんも是非、長所を見つける視点を持ちましょう。

次回の講話も楽しみですね！