講話日10/20

本日は、「礎～～人生は積み上げるもの～」をテーマに、真壁建設株式会社の山下大介代表取締役にご講話頂きました。同社は昭和26年創業。港湾事業を中心に、70年以上に渡り根室市の重要な社会資本整備を担い、地元経済の発展に寄与してきました。

さて、山下社長は現職を務める前はスポーツ用品店の営業をされていました。入社3年目で社内随一の売上を誇る凄腕営業マンとして頭角を現しますが、体力的に無理が高じて一時「対人恐怖症」に陥ります。この頃は1日100件から150件の電話が鳴り止まず、それに丁寧に応じていたのでは、神経が擦り減るのも止むを得ないことだったと想像できます。山下社長は、最終的に「心の限界」を迎えたと述懐しますが、一方でこれらの経験は決して無駄ではなかったと強調しました。体調を崩し一時帰省した際は改めて「家族の絆」を実感し、多忙によるハードワークも「時間効率」や「利益追求」と言う重要な示唆を与えるなど、こうした経験全てが山下社長の礎を築いたと言います。

「苦労」は避けて通りたいものですが、常に「平坦な道」を選ぶことは不可能でしょう。

「自己研鑽を積む」とは、「苦労を重ねること」でもあるのです。