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2021年4月27日
企業講話(一社)海外人材開発推進機構 代表理事 中島 稔 氏
本日は、3年振り2回目のご登壇となる一般社団法人海外人材開発推進機構の中島稔代表理事にご講話いただきました。今回は、「日本的経営」を俯瞰し、そのメリット・デメリットを比較考量するという少し難しいテーマを扱うことになりました。
「日本的経営」の特徴として、よく「終身雇用」「年功主義」「企業別労働組合」の3つのキーワードが挙げられます。いずれも日本人特有の価値観や民族性に根差したものであることは言うに及びませんが、戦後復興から経済大国へと成長を遂げた「日本的経営」のスタイルは「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と世界から称賛され、日本の企業戦士は(バブル崩壊までは)本当のヒーローでした。
しかし、バブル崩壊から平成不況へ時代を下ると、日本にも短期利益確保を優先するグローバル(合理)化の波が押し寄せ、長い稟議過程を要する意思決定の在り方等に象徴される日本的企業文化はたちまち経済停滞の元凶として見られるようになります。
そして現在、経営資源は専ら「ヒト・データ・キカイ」に投下されるようになりました。
長期的な視点に立ちヒトを大事に育ててきた「日本的経営」もそろそろ曲がり角に来ているのかも知れません。
企業講話 一般社団法人 海外人材開発推進機構 代表理事 中島 稔 氏