Informationお知らせ
2019年7月2日
企業講話 十勝バス株式会社 野村文吾 社長
本日は、「お客さま密着!で地域に貢献する十勝バスの経営」をテーマに
十勝バス株式会社の野村文吾代表取締役社長にご講話いただきました。
地方の路線バスが苦戦を強いられるなか、2011年度の利用者が40年ぶりに増加し、大きな話題となったのが十勝バス株式会社です。
その軌跡のストーリーは、人気テレビ番組「奇跡体験!アンビリーバボー」で再現ドラマ化されるなど
今もなお大きなインパクトを持って語り継がれています。
同社の路線バス事業は昭和40年代をピークに利用者の減少が続いていました。
そもそも、「なぜバスを利用しないのか?」この根源的な問いこそが、V字回復のきっかけとなりました。
地元住民へのヒアリングを重ねるうちに、「バスが不便だから利用しない」のではなく、「料金や乗り方が分からなくて不安だから利用しない」ことが判明したのです。
それから一軒一軒「バスの乗り方」を説明するという地道な努力を続けた結果、利用客は年々増えていき
ついには黒字へと転換しました。
奇跡の始まりは、意外とシンプルでアナログな手法にあったと言うことが分かりますね。