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2019年11月1日
企業講話 ㈱セコマ マーケティング企画部長 佐々木 威知 氏
本日は、「地域愛から生まれる未来の可能性」をテーマに、株式会社セコマの佐々木威知マーケティング企画部長にご講話いただきました。
同社は、日本が高度経済成長の真っただ中にあった1971年、日本初のコンビニとして札幌市に1号店を
オープンしました(セブンイレブン1号店は1974年オープン)。
以来、道内全域に店舗数を拡大し、現在は業界最大手のセブンイレブンを抑えて道内シェア首位を誇ります。
他社が進出しない過疎地域へも積極的に出店できる理由は、セコマが総合流通業(サプライチェーン)として
グループ内で(小売業以外でも)利益を上げられる仕組みになっていること、道内に物流拠点を複数設けていることから既存の配送ルートを利用できることが挙げられます。
更に同社はプライベートブランドの先駆けでもあり、もともと高いブランド力を有している道産食材を使って
付加価値の高い商品を次々ヒットさせています。
有名なメロンソフトは、道内のメロン農家が売り物にならない「規格外品」の活用について相談を持ち掛けた
ことが商品開発のきっかけになりました。
そうして2006年から始まった規格外メロンの買い取りは、現在100トンを超えるまでになっており生産者の所得増とともに食品ロスの削減にも大きく寄与しています。
食品ロスは店頭だけで起こっているわけではないのですね。