CA 札幌商工会議所付属専門学校

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2017年11月9日

学生広報インタビュー ㈱きのとや

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㈱きのとや

代表取締役会長 長沼 昭夫 氏

インタビュアー

1年A組 経営情報学科 えびちゃん & 1年D組 総合ビジネス学科 あひーじょ

 

えびちゃん)本日は、当校へお越し頂きましてありがとうございます。早速ですが質問させて頂きます。

これから「きのとや」は、どのようなサービス展開をしていきたいとお考えでしょうか?

 

長沼会長)そうですね、札幌で生まれて、札幌で育ってきた「きのとや」なので地域の人、札幌市民、北海道民の皆さんに愛される、必要とされる「きのとや」というものを創っていきたいと思いますね。そのためには、美味しさを大切にしながらお客様に喜んでもらう。併せてこれからは、北海道の素材を活用して北海道ならではのお菓子を作っていく。そして北海道から全国にアジアに世界に北海道初のお菓子を提供していきたいと思ってますね。

 

あひーじょ)北海道の菓子業界のこれからの課題はありますか?

 

長沼会長)北海道は全国的に見ても優れたお菓子屋さんってたくさんあるんですよ。もちろん名前だけでなく経営内容からお菓子の美味しさから全国でもトップクラスに並ぶ素晴らしいお店です。お菓子を作って販売している、いわゆる製造小売りと言いますが、北海道には約5,000軒くらいあります。でも本当に大きなところは10社くらいしかないんです。家族経営で本当に美味しいお菓子を作っているれけども、そうゆうところがもっと表に出てくるような努力を色々な形でやっていく必要があると思っています。

例えば「さっぽろスイーツ」という運動があります。これは、みんなで良くなろうという目的ですね。札幌市内のお菓子屋さん、皆で良くなっていこう。今まで、ひと月に一回お菓子を買っていたお客様が二週間に一回買ってもらったらマーケットは倍になる訳ですよ。そうゆう運動をずっと続けていて業界全体を底上げする取り組みをやっていきたいし、これからの課題でもあります。

 

えびちゃん)社是の中に「社員とその家族を幸せにする」とありますが、これまでの中で社員を幸せにできたなと感じたことは何ですか?

 

長沼社長)例えば「誕生日休日」があるのですが、何曜日だろうが自分の誕生日が休みです。その誕生日は親に感謝する日と決めていて自分を生んでくれた親に感謝する。普段、親に感謝するってなかなかできないでしょ?心の中では、いつも感謝しているけれども、なかなか口に出して言えないものですよね。でも誕生日休日は、親に感謝する日だから会社から、わずかですが1万円のお祝い金を出しています。そのお祝い金で親と一緒に食事するとか、お菓子を買って食べるとか、そうゆう足しに使ってねと渡しています。これはすごく喜ばれています。

 

あひーじょ)講話の中で「これからの夢」のお話がありましたが、夢を持つことで会長自身は、どんな影響がありましたか?

 

長沼会長)夢はまさに自分の人生、生き方ですから、夢を現実にしていくことが生きる価値とか意味だよね。なので夢を持ち続けましょう。しっかり夢を持って、その夢を実現させるために頑張る。私がいつも言うのは、目の苗のことに全力を尽くそうと。今、目の前のことに全力を尽くすと必ずその先が見えてくる。夢とかやりたいことが変わってもいいと思いますよ。今日やりたいと思ったことと明日やりたいと思ったことが変わることもあるんです。なぜか?それは自分が成長している証拠だからです。一度、やりたいこと100個書いてみてください。なかなか100個は書けないものですよ。そうすると頭の中が整理されて本当に自分がやりたいことが何なのか、今、何をやらなければならないのかが分かってきます。そうゆうことを言われて実行できる人と、すぐ忘れてしまう人と人生の差は大きいですよ。

 

えびちゃん)最後になりますが、これんら進路を考えている高校生や学生へメッセージをお願いします。

 

長沼会長)例えば食べ物を扱う「ケーキ屋さん」になりたいと思っている人がいるとします。私はいつも自分が食べてみて一番美味しいと思ったお店に就職活動しなさいと言います。それは、初任給の額や休みの数ではないと思います。毎日仕事をするためにプライドを持って仕事しないとできないですよね。自分が本当に美味しいと思ったらお客様にも本気で勧められるし、真心が伝わると思います。それが「いい仕事」をする源泉なんです。初任給や休みの数は、努力することによって自分の力で勝ち取れますから。誇りを持って働ける仕事、それを探して欲しいと思います。

 

えびちゃん)本日は、ありがとうございました。