大黒自工㈱
代表取締役 紫藤正行 氏
インタビュアー
1年C組 税務会計学科 そー & 1年B組 システム会計学科 かずぼー
そー)本日は、大黒自工㈱ 代表取締役の紫藤正行様にお話をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
本日のお話の中で、起業された時からのお話をして頂きましたが、改めて起業するきっかけを教えて頂けますか?
紫藤社長)蛙の子は蛙と、よく昔から言われておりますけれども、先代が経営者をしていて小さいころから父親の背中を見てきたということもありますね。自分の中でも小さくても一国一城の主になりたいなという秘めた思いがきっかけとなって決断ができたと思います。
かずぼー)お父様の会社を継ぐことになった時に、色々な辛い場面もあったかと思いますが、それをどのようにして乗り越えられてこれたのですか?
紫藤社長)自分の思いだけではなく、期待に応えたいという思い、精神力が強かったですね。今の若い人にも辛いことや困難なことがあるかと思いますが、石の上にも3年という古いことわざがあって、すぐに「これは自分に向いていないな」などすぐに決めつけないで辛いことでも頑張って乗り越えて、辞めるのは3年後でもいいのかな、くらいの気持ちで向き合って欲しいと思います。私たちの時代は、親や諸先輩からも我慢強くならなければ駄目だよという教えもありました。時代の流れだったかもしれませんね。
そー)紫藤社長がお考えになる社員像についてお聞きいたしますが、新入社員に求めるスキルは何か教えて頂けますか?
紫藤社長)そうですね、スキルというよりもチャレンジする気持ちや可能性の追求ってありますよね。「これは出来ない」と自分で決めつけてしまって短絡的に答えを出すのではなく、1パーセントでも可能性があれば、それに積極的に取り組む。絶対傾向するのが約束されていなければやらないと言うのであれば可能性も何も失ってしまいます。難しいと思ってもやってみなければ分からないですから、その情熱って若者の特権だと私は思っていますし失ってもらいたくないですね。
かずぼー)紫藤社長は、様々な会社の役員をされてらっしゃいますが、各会社で求める人材の共通点はありますか?また、どんな人材が活躍されているのか教えて頂けますか?
紫藤社長)皆、それぞれ個性、キャラクターが違って当然なので、自分の個性をしっかりと磨くこと。全員が優等生にならなければならないとは思っていないですし、むしろ個人個人が持っている長所・短所があるかと思います。長所よりも短所が多いのが人です。なので少ない自分の長所を如何に磨き上げて短所を補っていくのか。自分の長所を如何に見つけ出すのが若い人の課題かな思います。なので私は、社員一人一人に自分の良いところは何かを良く考えるようにと指導していますよ。
そー)紫藤社長は、札幌商工会議所の副会頭でいらっしゃいますが、副会頭から見る当校は、どんな学校だとお考えですか?
紫藤社長)私は、札幌商工会議所付属専門学校(CA)の存在価値、存在意義ということを今、まさに問われている時に来ていると思います。CAは、全国でも商工会議所が運営している唯一の専門学校です。昨今、各企業が人手不足が問題視されています。この学校が札幌商工会議所の会員企業が人手不足の悩みがないというくらいまでに学校、そして学生を磨き上げるべきだと思っています。ここで学んで卒業した学生たちを毎年、会員企業が受け入れるという循環を作っていきたいので、学校を充実したものにしていきたいと考えています。
そー&かずぼー)本日はお忙しい中ありがとうございました。