税理士法人池脇会計事務所 インタビュアー 広報委員
税理士 池脇 竜太 氏 税務会計学科 そー
そー)
本日は、当校のために貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
池脇税理士)
こちらこそ、貴重な機会をありがとうございます。
そー)
それでは質問させて頂きます。
御社、ひいては会計事務所で求められている人物像を教えて頂けますか?
池脇税理士)
会計事務所という仕事は、お客様のところへ訪問し業務を実施する仕事です。従いまして、お客様にとっても「来て欲しいな、また会いたいな」と思ってもらえる人が理想的な人になります。具体的に言うと、約束を守るとか、きちんと勉強していて知識や常識のある人はもちろんですが、何よりもお客様のことを常に考えている人などです。これが会計事務所に求められている人物像になるのかなと思います。
そー)
ホームページなどを拝見させて頂きましたが、池脇様は税理士、公認会計士、行政書士と3つの資格をお持ちですが、取得した時期やその際に苦労されたことなど教えて頂けますか?
池脇税理士)
まず、大学に入ってからすぐに日商の簿記1級の資格を取り、その後に税理士試験を受けました。税理士試験の勉強をしながら公認会計士の勉強もして大学を卒業した年に公認会計士試験に合格しました。公認会計士の資格は受験科目が多いので毎朝7時くらいから勉強しなければならないのが大変といえば大変でしたが、日曜日の夜は自分の時間として遊んでいましたよ(笑)。とはいえ、試験に合格することは、所詮自分しとの戦いですので、今では本当の大変さとは異なると感じています。
そー)
私たち学生が将来に向けてやるべきこと、心がけておくべきことなど教えて頂けますか?
池脇税理士)
まず一番大事なことはご質問の自分が「将来に向けてやるべきこと、心掛けておくべきことが何か」を自分で考えることだと思います。常に考える癖をつけるというのが将来非常に役に立ちます。とは言っても、これでは質問の答えにならないですね(笑)。やはり勉強はちゃんとする。ただ今しかできないこともありますので、それを優先すること大事です。例えば、旅行をするとか外の世界を見ることなどは働く前に是非やっておいた方がいいと思います。新入社員でいきなり夏休みに旅行に行くというのは、なかなかできないと思いますから学生の間にやって、色々なことに興味を持って幅広く知るというのが、すごくいいかなと思います。
そー)
講話の中で、これまで様々な経営者の方とお仕事でお会いしたり講演を聞きに行かれたというお話がありましたが、中でも印象に残っていることがあればお聞かせいただけますか?
池脇税理士)
50代から70代の経営者の方たちは、小さいころから苦労されている方が多いと思います。弊社の理事長や社長もそうなのですが、小さいころは新聞配達や牛乳配達して自分で小遣いを稼いだり、大学も自分でアルバイトをして学費を全部出したり、そうゆう苦労をした方が多いと思います。大学のときにアルバイトする際に弊社の理事長は塾を開いてました。先週お会いした方も海外に留学していたのですが、どうやってお金を作っていたかというと現地で車を又貸しして利益を得ていたそうです。これまでお会いしてきた多くの方に言えることですが、ただのアルバイトだけでなく常にビジネスに結びつけている人が多いなと感じています。
そー)
最後にこれから進路を考えている学生にメッセージやアドバイスをなどをお願いいたします。
池脇税理士)
いま皆さんは進路について、どのような職業に就こうと考えているかと思いますけれども、今は比較的色々なところに就職しやすい時代と思います。なので、自分が将来どのようになりたいか、仕事を通して社会にどのように役立ちたいか考えてほしいです。たとえば、お医者さんや看護師さんが医療で困っている人や病気の人を助けたいと考えるのと同じように、将来の自分がやりたい仕事、その仕事を通して社会にどう役立ちたいかということを踏まえながら進路を考えて頂きたいなと思います。
そー)
本日はありがとうございました。